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外見は内面と言い切ってしまうと語弊があるかもしれませんが、例えば外出前にメイクがきちんとできた日は、その日がとてもすがすがしく過ごせませんか?

それはメイクによって美しい自分になり、今日の私は美しいという「自信」を手に入れたからです。美しくいきいきとした表情は、人の心を晴れやかにし普段の行動にも変化をもたらすことでしょう。何気なく交わすあいさつひとつとっても相手にあたえる印象がずいぶんと変わってくるのではないでしょうか。

最近ではメイクをしていない時間より、している時間の方が長いという女性が増えています。それはメイクをしている姿が「あなたの顔」として相手には見られているということです。メイクの出来映えでその日一日の言動が変わってくるというのもおかしな話ですが、晴れやかな表情、何となく曇っている表情、やはりそれらの表情の源は気持ちによるものが大きいと思うのです。

なので、広告などの撮影現場でのモデルさんや、バージンロードを歩く前の花嫁にメイクを施す際も、私たちは心のメイクアップも忘れません。ベースメイクからチーク、アイシャドウ、ヘアと完成に近づくにつれ、気持ちがどんどんと高まっていくよう鏡越しにさりげなく声かけを行うのです。そうするとメイクテクニックだけでは作り出せない自信に満ちあふれた表情となり、よりいっそう輝かしい姿になってくれるのです。

外見は内面。

私たちメイクアップアーティストは、メイクの力によってその人の心すら美しく変えていきます。

棚橋知子